イバゲ (Ibagué)
首都ボゴタやカリとペレイラなどとを結ぶ交通の要衝に位置するため、商業が盛ん. また、周辺の肥沃な大地ではコーヒー、カカオ豆、タバコ、サトウキビ、コメなどが栽培されている. 進んだ音楽教育が受けられ、年中音楽イベントが催されるため「コロンビアの音楽の街」と呼ばれている.
1550年10月14日にスペイン人のアンドレス・ロペスによって現在のイバゲーの前身となる「ビジャ・デ・サン・ボニファシオ・デ・イバゲー・デル・バジェ・デ・ラス・ランサス」(新芽の谷のイバゲーの聖ボニファティウスの町の意)という町が築かれた. しかし、先住民のピヤオ族から頻繁に襲撃を受けたため、1551年2月7日に42km離れた地点に町ごと移転した. 現在、町があった場所はカヤマルカという自治体の都市部になっている. 1854年の4月から12月にかけては近隣のチャパラル村出身の軍人で政治家のホセ・マリーア・メロが主導したクーデターにより、ヌエバ・グラナーダの首都になった. その後、1908年にトリマ県が設立されると県都になった. 1945年にはトリマ大学が設立され、1954年には州立大学になった.
ローマ・カトリックのイバゲー教区の中心都市でもある.